微炭酸鬼っき

山崎ナオコーラがずいぶんと前からネット上に日記を書いていることを知る。

面白いブログとか気になったひとのそれとかは、現在からずっと遡って、何年でも遡って読みふけるのが私の趣味だけど、どこから読もうかと悩んで、結局すべての年の1月のはじめの記事を読んだ。そのあと自分の誕生月を拾って読んだ。いまは、ナオコーラがいまの私の年齢だった年の記事を読んでいる。

それにしても、微炭酸ニッキ、って名前がステキである。

 

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4月入社の新入社員がいまバイトしているのだけど、上司ははやくも潰しにかかっているらしい。かわいそうに。いつまでもつかなぁなどと考える。とりあえず4月までもつといいのだけど。私は会ったことないけど、すごい美人という噂。仲良くなりたい。姉御っぽくふるまいたい。なんて。嘘よ。

 

私が学生時代にバイトしていたファミレスでは社員よりも権力のあるバイトがいて、とんでもなく怖かった。そのひとが嫌で辞めた人多数、と聞いたことがある。私は何故か別の、同じぐらい権力の強いひとに守られていたために辞めずに済んだ。どのぐらい怖いかというと、バイト初日の子がおろおろもたもたしていると「あーこいつ使えねー」とか大声で言っていた。初日だから、みたいな配慮、一切なし。

私は大学1年からそこでバイトを始めて、当時はみくしーが流行っていたのでそれに日々日記を書いていて、その怖いひとを「鬼」と呼んで悪口を書きまくった。いかに怖いのか、ということを自分のもちうるすべての語彙力を使って、臨場感あふれる日記をしたためていた。その日記を読むかぎりでは、私と鬼のじゃれあいのように見えた人が多かったらしく、何故かすごい評判がよかった。こころなしかみんなキュンキュンしていた。

しかし数ヶ月後、鬼は辞めてしまうこととなった。店長が気に入らねーとかなんかそんなことだったと思う、なんか覚えてないけど。私は最後の日記に「これからちょっとだけ寂しくなる。彼女とはもう会えないのだ」みたいなことを書いた。すると、

 

“鬼って女だったの!?”

 

というコメントがいくつも届いた。

どうやらみなさん、鬼畜なドS(イケメン)を想像していたらしい。知人男性も「女であの言動・・・ひくわ・・・」と苦笑いしていた。おいみんなしっかりしろ。現実を見ろ。

 

ちなみにその鬼は私が出勤に使う駅の近くでバイトしていて、ほぼ毎日みかける。

私はいつも、気付かないふりをする。

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