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羊をめぐる冒険への挑戦

読書

 

村上春樹の悪口めいたこと書いてます

 

 

最近は読書に対するテンションが上がりに上がっていたので「いまなら読めるかも!」とかつて2回挫折している『羊をめぐる冒険』に挑戦しました。 

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

 
羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

 

  

1回目の挫折は、村上春樹の小説を1冊も読んでいなかった頃。可愛らしいタイトルに惹かれて手に取ったものの、はじめのページで挫折。こんなに読みにくいのか・・・と唖然とした。

2回目の挫折は、それから何年もたってから。その間に『風の歌を聴け』『ノルウェイの森』を読んでいたので今度はいける! という自信のもと広げてみたが、上巻目次の“鯨のペニス”の文字を見て挫折。まさかの本文に入っていない。

 

村上春樹を読んでると唐突に始まるセックスについていけない。といっても、私も四半世紀生きているので「けがらわしい!」とか生娘気取るつもりはさらさらないんです。ミュージカルだって唐突に歌い始めるもんね! それと同じ感覚でセックスだよね! と自分を納得させることだって出来るわけです(?)。

でも鯨のペニスってなんだよ・・・なに?メタファー?なんのメタファー?

 

今回、鯨のペニスをクリア出来れば最後まで読み切ることが出来るんじゃないかって予想していたんです。なんとなくだけど。三度目の正直にかけてみよう! と。いや、でも二度あることは三度あるともいうしな。どっちに転ぶかな、と思ったりして、自分で自分に期待しながら読んでみました。

結果としては、読み終わりました。やったー! 下巻はわりと一気に読めた。小説は終わりの方が加速して面白くなる、っていうのはあると思うんだけど、それ以外に、下巻になったら女性の台詞が少なくなって苛々しないで読めたっていうのが大きかったです。 

春樹が書く女性の台詞回しがあまり好きではない。誰かが「~~だわ。」なんて喋り方する女はいないって言っていたけど、私としてはそれはどうでも良い。むしろ、日常で使っている言葉であっても小説で使われるのはちょっと、って言葉の方が多いかもしれない。この前読んだ小説に「~~だし。」って台詞がたくさん出てきて発狂しそうになった。好みの問題なのかしら。


私が嫌いなのは

 

「つまり、あなたの人生が退屈なんじゃなくて、退屈な人生を求めているのがあなたじゃないかってね。それは間違ってる?」

  

「私は耳をふさいでいるし、あなたは半分だけしか生きていないしね。そう思わない?」

 

「私の言ってることわかるでしょ?」

 

 

いちいち聞くんじゃねぇ! と思ってしまう。その聞き方って他は認めないっていうかんじすごいするよ! 間違ってるって言えないし、思わないって言えないし、わからないって言えないよ!

 

 

と思いきや

 

「本当にしゃべりたいことは、うまくしゃべれないものなのね。そう思わない?」

 

この発言に対して、主人公は

 

「わからないな」

 

と答えています。

 

 

勇者かよ。

 

 

 


ところで鯨のペニスがなきゃこの話って成立しなかったんですか?