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劇場版コナンリレー⑧舞台は100年前のロンドン

映画

シリーズ第6弾『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』

劇場版コナンで初めて興行収入30億を超えた映画です。

 

ゲームの中での謎解き(冒険)をコナンが、そして現実世界での謎解きは新一の父、工藤優作(ダンディー)が引き受け、同時進行で物語が進みます。

 

パンフレットで脚本の野沢尚

 

とにかく父と息子の話をやりたかったんです

 

と言っていたけれど、親子のつながりがテーマのひとつ。「父と息子」というのは私も大好きなテーマで、母と娘、父と娘、母と息子なんかよりずっとわくわくします。同士であり理解者であり倒すべきライバルみたいな、まぁそれはただの理想というか妄想なんだけれども。

 

コナンたちがいるのは「コクーン」というゲームのバーチャルな世界だけど、全員ゲームオーバーになったら全員死んでしまいます。ひとり、またひとりと仲間がゲームオーバーになって、コナンが追い詰められていきます。いつもはコナン君がみんなを守っているけど、今回はコナンがずいぶんまわりに助けられます。でもみんな、コナンなら謎を解いてくれるって信じて、託す。アツイね。いいね!

しかし哀ちゃんのゲームオーバーのシーンなんかは泣きそうになってしまう。あ、ヒロインは蘭じゃなくて哀ちゃんだなって思ってしまったもんね。

そう、今回の蘭は守られる側ではなく、みんなを励ましながらまとめあげ、新一から聞かされていたウンチクを披露します。そう考えると、自分がしっかりしなきゃいけない場面で新一から教えてもらったことが支えになっていたのかな。

 

 

人口知能、バーチャルな世界、19世紀末のロンドン……と、リアリティーがない。というか、もうここまで来たらなんでもありだな、というかんじがしなくもないんだけど、織り込まれているテーマが豊富なので単なるハラハラドキドキでは終わらない。日本をリセットするためのゲーム、親子の絆、仲間を救うための自己犠牲…と、ちょっと盛り込みすぎな気もしなくもないけどね。

 

野沢尚はインタビューで「もし次に脚本を書かせて頂くことがあったら、コナンと蘭と灰原哀の三角関係の話を書いてみたいですね」と言っていたけど、2004年に自殺されてますね。遺書には「夢はいっぱいあるけど、失礼します」と書かれていたそうだけど、その夢のひとつにコナンもあったのかなぁ。観てみたかったなぁ…というのは映画とは関係ない独り言だけれども。

 

主題歌はB'zの「Everlasting」

B'zはコナンの主題歌をたくさん歌ってきているけど、この曲が一番好きかもしれない。