旅行にまつわるエトセトラ

 友人たちがどんどん人妻になってきている。私は結婚の予定がなく、それどころか誰かとお付き合いする予定もない状況だけど、とりあえず「独身時代やっておけばよかったことってある?」と聞くようにしている。すると、皆そろって言うことが「旅行」だった。

なるほど。旅行に行かなくてはならない。新幹線の切符の買い方すら知らないけどな!
 
「……とまぁ、そういうわけよ」
最近一番頻繁に連絡をとっている友人(未婚)にその話をした。
「でもさぁ、旅行って行きたいひとが行くものだから、行きたくないひとが行く必要はないんじゃないの?」。
そのとおりである。
「そういえばパリはどうだった?」
彼女は1年ほど前に初めての一人旅でパリに行っている。
「行かなきゃよかったとは思わない。でも、べつに行かなくてもよかった」。
その言葉になるほど、と思う。結局私もその友人も、地元でご飯を食べ、お茶をして、たまにお酒を飲んで、お喋りしていることの方がずっと楽しいのだ。
 
私は旅行が嫌いだ。
もともとあまり旅行に行ったことがないこともある。小中高校の修学旅行を除けば、家族旅行が2回ぐらい。高校卒業のとき、部活のメンバーと全員で富士急に行ったのは楽しかった気がするんだけど、恐ろしく寒かった記憶しかない。
 
よし。今年は旅行に行こう。いや、今年は早すぎる。30歳までに。3年後までに旅行に行こう。食べたいものを食べて、防寒もちゃんとして。どこに行こう?
ぼんやり頭に浮かんだのが鳥取だった。
すごい。沖縄でもなく北海道でもなく大阪京都でもなく、鳥取。どうして鳥取なのか。
 
羽海野チカの初連載作品『ハチミツとクローバー』。大好きな漫画である。ハチクロ全10巻のなかで一番好きなのが8巻。

 

ハチミツとクローバー (8) (クイーンズコミックス―ヤングユー)

ハチミツとクローバー (8) (クイーンズコミックス―ヤングユー)

 

 

真山の言葉とか山田さんの言葉とか、もう大切なシーンがあるがいっぱい出てくるんだけど、この8巻で山田さんは鳥取に行くんだよね。野宮さんと入れ違いになっちゃってワチャワチャするあれがもうたまらないんだけどそれは一旦置いておいて、この前8巻を読み直していて、鳥取良いなぁと思った。よし。鳥取に行こう。(30歳までに)

 
それに、ほら、鳥取砂丘コナン空港もありますし。
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