読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今年の夏、再読したい小説10作選んでみた。

読書

夏ですね。

学生の頃は一度読んだ本を読み返すってことがほとんどなくて、読んだことのない本の多さに焦りを抱いていたような時期もあった。でも、二十歳過ぎた頃から一度読んだ本を再読することが増えてきた。年上だったはずの主人公の年齢を追い抜いてたり、学生から社会人になったりすることで物の見方とか感じ方が変わって、読んだ当時とは全然違う感想を抱いたりする。

耳をすませば』の雫ちゃんは夏休み中に20冊読むなんて言っていたけど、今年の夏に読み直そうかなと思っている小説を10作選んでみました。

 

蹴りたい背中

蹴りたい背中 (河出文庫)

蹴りたい背中 (河出文庫)

 

 先日芥川賞直木賞の発表があって、そういえば綿矢りさは19歳のときこの小説で芥川賞をとったのだと思い出した。ほとばしる綿矢節に触れたい!

 

『渦森今日子は宇宙に期待しない。』

渦森今日子は宇宙に期待しない。 (新潮文庫nex)

渦森今日子は宇宙に期待しない。 (新潮文庫nex)

 

 主人公は女子高生だけど実は「メソッドD2」というコードネームを持つ宇宙人で、部活のみんなとアイス食べたり不思議な出来事を調査したりするはなし。 最近読んだばかりの小説なんだけど読みたくなってしまった。

 

ペンギン・ハイウェイ』 

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

 

 森見登美彦の新境地。初めて読んだとき、しばらく他の本が読めなくなってしまった。

 

テレヴィジョン・シティ』

 『新世界』に並んで好きな『テレヴィジョン・シティ』。両方とも正直よくわからない話なんだけど、『新世界』はとても悲しくなってしまうのに対し、『テレヴィジョン・シティ』は切なくなってしまう。この小説には「ことばは消えても文字は残る。」というフレーズがあるんだけど、読んでから10年以上経ったいまでもはっきりと覚えている。とても印象的なことば。

 

『バッテリー』 

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

 

 高校生の頃、野球のルールも知らないくせに夢中で読んだ。ノイタミナでアニメが始まって、読み直したい…!となってしまった。アニメ版『バッテリー』は、ストーリーは『バッテリー』だしキャラクターも『バッテリー』なんだけど、こんなかんじだったっけ??という気持ち。アニメ化するにあたって仕方ないのか、こういう捉え方をする人もいるということか、それとも読んでから10年も経ってしまっているから私のなかでいろいろ補正が入ってしまっているのか。。その確認のためにも読みたい。

 

『ちいさなちいさな王様』

ちいさなちいさな王様

ちいさなちいさな王様

 

 最近友人の子供が生まれて写真を送ってもらったんだけど、本当に小さくて可愛くて、そしてふと、この子はいま、何にでもなれるんだということに気付いて感動した。そしてこの本を思い出した。今回この記事を書くにあたって調べてみたら、小保方さんが中学生のとき読書感想文をこの本で書いて賞をとったとかでバカ売れしているみたいなのが出てきました。まじか。

 

すべてがFになる

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

 

 S&Mシリーズ読んで、Vシリーズ読みつつ四季シリーズ読んで、あぁ四季が主人公なんだ……と思ったらVシリーズの続きが読めなくなってしまった。でも、ここで森博嗣を読むきっかけになった『すべてがFになる』をもう一度読み返したい。最初に読んだときの衝撃はもう一度味わえないかもしれないけど、それ以外のところを楽しみたい。 

 

ひとめあなたに…

ひとめあなたに… (創元SF文庫)

ひとめあなたに… (創元SF文庫)

 

 地球滅亡まであと一週間。ヒロインは恋人に会うために歩き出す。中学生のときに読んだ小説。当時は練馬から鎌倉の距離にピンと来なかったり、先々で出会う人たちについて「パニックになっちゃったのかぁ」ぐらいにしか思えなかったんだけど、10年以上経ったいまならもうちょっと違う感想を持つんじゃないかな。

 

スプートニクの恋人

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

 

 村上春樹は喪失のはなしをよく書いています。主人公の身近なひとがいなくなってそのままのはなしもあれば、いなくなったひとを取り返しにいくはなしもあります。この『スプートニクの恋人』の主人公はいなくなったすみれを探しに行きますが、見つからずに帰ってきます。そしたらすみれが自分から帰ってくるというちょっと異例のおはなし。読み終わったときに、何故か爽やかな気持ちになります。村上春樹の本でこんな気分になることって他にはないので読みたいなと思いました。

 

薬指の標本

薬指の標本 (新潮文庫)

薬指の標本 (新潮文庫)

 

 大学生のときに読んだ本。小川洋子を初めて読んだのは『博士の愛した数式』で、次がこれ。その後片っ端から読んだけど、これが一番好きかもしれない。『薬指の標本』を読んだあとしばらくはドキドキしながら脚フェチとか靴マニアについて調べていた。どことなくエロい。小川洋子の小説はすごく透明感があると思う。

 

 

読んだら感想を書くかもね。気分によっては書かないかもね。